CVR改善施策の優先順位の決め方
私がCVR改善の優先順位を決める際は、「すぐできる」×「改善インパクトが大きい」の順に決定します。

具体的な優先順位のつけ方
「すぐできる」×「改善インパクトが大きい」を以下のように要素分解して、施策ごとに比較しながら優先順位の検討をすすめます。

難易度
サイトの状況や社内体制を考慮して、施策の難易度をおおよそ3段階に分けて検討します。
- 難易度「低」:文言や画像の変更だけで対応できるもの
- 難易度「中」:設計やコンテンツのライティングが必要なもの
- 難易度「高」:開発や社内調整が必要なもの
期待できるCVR向上率
各施策については、改善によって期待できるCVRの向上率をパーセンテージで設定します。実際にはやってみないと分からないので、目安としてのおおよその期待値で問題ありません。たとえば、ファーストビューにCTAが存在しない状態から新たに追加する場合は向上率150%、既存CTAの文言変更であれば向上率110%、といった見積もりです。
CV貢献度
全体のCVに対する各施策の貢献度を把握するために、対象となるページや要素の貢献度を調査します。たとえば、フォームの改善であれば、基本的にすべてのCVに関与するためCV貢献度は100%と見なします。また、ナビゲーションなど全ページに共通する要素については、フォーム以外からの流入におけるCV比率を基にCV貢献度を算出します。さらに、特定のランディングページや特定階層のページであれば、それらが占めるCVの割合をもとに評価します。
| 要素例 | CV貢献度 | CV比率の対象 |
|---|---|---|
| フォーム | 100% | 全コンバージョン |
| フローティングバー | 90% | フォーム以外の全流入CV |
| ヘッダー・フッター | 90% | フォーム以外の全流入CV |
| トップページ | 50% | 該当ページ流入CV |
| 機能ページ | 30% | 該当ページ流入CV |
| 導入事例ページ | 10% | 該当ページ流入CV |
施策ごとの難易度と期待CV増加数を整理して優先順位を決める
施策ごとに「難易度」と「期待CVR増加数」を整理して優先順位を決定します。私自身の以下の事例では、CV全体に影響するフォームの要素削減を最初に実施して、インパクトのあるもの、難易度の低いものをまず実施しました。トップページはインパクトは大きいのですが、社内調整が必要だったため、実績を積み上げた後に実施しています。
| 施策例 | 難易度 | 期待CV増加数 | 期待CVR向上率 | CV貢献度 |
|---|---|---|---|---|
| フォームの要素を削減 | 低 | 20 | 120% | 100% |
| フローティングバーを設置 | 中 | 22 | 125% | 90% |
| ヘッダーにCTAを追加 | 低 | 9 | 110% | 90% |
| 機能ページにCTAを追加 | 中 | 6 | 120% | 30% |
| トップページのファーストビューを変更 | 高 | 25 | 150% | 50% |
サイトの改修をご検討中の方へ
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